お話と教訓:二匹のヤマアラシ

昔話
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今回のテーマ:二匹のヤマアラシ

昔話や寓話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は二匹のヤマアラシというお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・他人とは良い距離感を目指す
・あきらめずに試行錯誤が大事

話の内容

冷たい冬のある日、二匹のヤマアラシは凍えることを防ごうとピッタリ体を寄せ合いました。

ただ、相手のトゲが自分の体を刺していたので、直ぐに体を離してしまいました。
離れると寒いままで、くっつくと痛いです。

さて、この後ヤマアラシたちはどうなったでしょうか?

ヤマアラシたちは、離れたり、くっついたりを繰り返していくうちに、ついに、お互いを傷つけずにすみ、しかもほどほどに温め合うことのできるような間隔を見つけることができました。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は最初は傷つけるか、寒いかのどちらかしか見いだせなかったヤマアラシたちが、何度も試すうちに、最後にはちょうどいい距離感を見つけることができたお話です。

言わずもがな、人間の心の距離感を表しているお話です。
人の言葉や態度は、ナイフのように相手に傷を負わせたり、トゲのように突き刺さることもあります。
独りぼっちではさみしいものですが、他人と仲良くしたいと近づいてしまって、自覚無く傷つけてしまったり、喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。

しかし、本当に仲が良くなった時というのは、ヤマアラシたちのように、お互いに傷つき合いながらも、近づくことを止めず、お互いがちょうどいい距離感を掴めた時なのかなと思います。

他人と仲良くなる過程では、「ちょっとくらい痛くても良いや」、「ちょっとくらい傷つけても良いや」、ぐらいの感覚の方が、ちょうどいい距離間を早く見つけられるかもしれませんね。大事なのはあきらめずに試行錯誤することだと思いました。

あっ、もちろん致命傷はだめですよ。(笑)

他のお話はこちら

それでは!

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