お話と教訓:カエルとサソリ

昔話
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今回のテーマ:カエルとサソリ

昔話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回はカエルとサソリというお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・自分の性(さが)を制御できなければ、他人を巻き込んで破滅する。

お話の内容

一匹のサソリが川岸を歩いていました。向こう岸に渡れるようなところがないかを探しています。
そこにカエルが現れました。サソリはカエルにこう頼みました。
「俺をおぶって向こう岸まで運んで行ってくれないか?」
カエルは答えました。
「冗談だろう。途中でお前は俺を刺すに違いない。そうしたら俺は溺れてしまう。」

サソリはこう言い返しました。
「何て理屈に通らない言い草だ。君が死んだら、俺まで溺れてしまうじゃないか。」
カエルは納得しサソリを背負って川を渡り始めました。

ところが、川の真ん中に来たところで、カエルは背中に鋭い痛みを感じました。
カエルはサソリと一緒に沈みながら叫びました。
「どうして刺した!お前も溺れてしまうのに!」

さて、この後サソリはどう答えたでしょうか?

「分かってはいるけどやめられない。それが俺の性(さが)なんだ。」
サソリはこう答え、カエルと共に川に沈んでいきました。

感想

皆さんいかがだったでしょうか?

頭では分かっているのに、刺すことを止められなかったサソリのお話です。カエルは本当にとばっちりです。

このお話は、自分の性を制御できなければ他人を巻き込んで破滅する、ということを伝えています。

「性(さが)」、の意味を調べると”生まれつきの性質”と出てきます。
皆さんも分かってはいるけど、やめられないことはあるでしょうか?
私は怒りっぽいところだと思います。

何とかしたいなとは思っていますし、他人に迷惑をかけることもあるのですが、カッとなってしまうことが多いです。人の根っことの部分は変わらないと言いますが、サソリのように破滅しないように、うまく付き合っていきたいと思います。

他のお話はこちら

それでは!

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