お話と教訓:海面を背負ったロバと塩を背負ったロバ

昔話
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今回のテーマ:海面を背負ったロバと塩を背負ったロバ

お話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は海面を背負ったロバと塩を背負ったロバというお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・他人の模倣ではなく、自分の糧としよう。

お話の内容

ロバ引きがムチを手に、二頭のロバを連れていました。
一頭はさっそうと歩き、もう一頭はムチで打たれながら、のろのろと歩いていました。さっそうと歩いている方のロバが背負っていたのは、軽い海綿でした。のろのろと歩いている方のロバが背負っているのは塩でした。

山を越え、谷を越え、町を受けると、やがて川にさしかかりました。ロバ引きは海綿を積んだロバの背に乗りながら、塩を積んだロバを追い立てました。

すると、その塩を背負ったロバは川の深みにはまってしまいました。
幸いロバは直ぐに起き上がり、助かりました。さらに、深みにはまった時に、背負っていた塩はすっかり水に溶けて無くなり、背中が軽くなりました。

これを見ていた海綿運びのロバは、さっそく同僚の行動を見習おうと、同じように深みへと飛び込んでいきました。

さて、この後海綿運びのロバはどうなったでしょうか?

予想とは違って、背中の荷物は軽くなるどころかより一層重くなり、海綿運びのロバは水の中に沈み込みました。

海綿がたっぷりと水を吸い込んで重たくなったのです。

このため、ロバ引きまでが水の中に沈み込んでしまいました。もはや一巻の終わりかと観念した時、運よく人が通りかかり、やっとのことで命だけは助かることができました。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は背負っている荷物が違うのに他のロバの真似をしたロバをお話です。

ロバを人と考えると、それぞれ背負っているもの(過去や環境)が違うのに、何も考えずに他人の真似をしたらいい結果にはならない、ということを伝えようとしているのでしょう。

他人を見て羨ましく思うことはあると思います。しかし、一人一人のバックグラウンドは違っていますので、そのままの真似をしようとするのではなく、その人を勉強して、自分はどうすべきか?と考え、糧とすることが大切だと思いました。

他のお話はこちら

それでは!

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