お話と教訓:馬と蟻の知恵

昔話
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今回のテーマ:馬と蟻の知恵

昔話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は馬と蟻の知恵というお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・自分の力が及ばない時は、長けた人を頼ろう

お話の内容

斉の国の管仲と濕朋が桓公に従って、孤竹国を討伐をしにいきました。春に出陣して冬に凱旋しましたが、道に迷ってわからなくなってしまいました。

さて、この後管仲と濕朋はどうしたでしょうか?

管仲が言いました。
「老馬の知恵を借りるといい」
老馬を放してその後からついていくと、帰る道が見つかりました。

山の中の道を進んでいく今度は水が無くなりました。次は濕朋が言いました。
「蟻は冬に山の南面にいて、夏には北の面にいる。高さ一寸の蟻塚の下七尺の下に水があります」

蟻塚を見つけてそこを掘ると、その通り水がでてきました。
管仲と濕朋の聡明な知恵者であっても、わからないことがあれば老馬や蟻のようなものに師とすることをはばからないものです。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は知恵者ほど、自分のわからないところを別の形で補う術を知っている、というお話です。

学問であれ、ビジネスであれ、習い事であれ、私たちがそれを学びはじめる時点で、既にそこには巨大な体系が存在しています。

自分よりも知識が上の人は常にいるのだ、という考えのもと、自分の及ばないところはそれに長けた人の知恵を借りることが大切なのだと思います。
ただ、何でも間でも人に聞くのはどうかと思いますし、自身を持つことは必要だと思います。
自分を分析して、バランス良く人の意見を取り入れることも忘れないようにしたいと思います。

他のお話はこちら

それでは!

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