お話と教訓:像と鎖

昔話
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今回のテーマ:像と鎖

お話の中には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は像と鎖というお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・自分の成長や可能性を考えずに、やる前からあきらめることはやめよう

お話の内容

サーカスには像がいますが、どうして逃げないのでしょうか?

像使いが最初に仕込むのは、逃げ出そうという気持ちを起こさせないようにすることです。
像がまだ赤ん坊の時、その足に太い丸太を鎖でつないでおきます。そうすると、逃げようとしても太い丸太が足かせになり、逃げられません。こうすることで、あきらめるようにしておくのです。

さて、この後像はどうなっていくでしょうか?

次第に、像はこの囚われの状態に慣れてしまい、逃げることをあきらめるようになります。

大人になって巨大な体と強い力の持ち主になってからも、足に鎖をまいておきさえすれば、像は決して逃げ出そうとしません。
例え、鎖の先に小さな小枝が結んであるだけでもです。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は小さく弱いときの経験で逃げ出すことをあきらめる像のお話です。

何かを努力した時に、必ずしも努力に見合う結果が伴うか、と言われると残念ながらそうではありません。過去に何かの成功体験があれば別なのでしょうが、多くの人は最初に結果の伴わない努力を経験します。
学力、スポーツ大会、etc

しかし、その時の結果に縛られてあきらめモードになっていけない、ということがこのお話の肝です。
当初できなくても、成長した現在であればその当時できなかったこともできるかもしれませんし、
何よりこれから始めることをあきらめる理由にはなりません。
本当にダメかどうかなんてものは実際にやった後でしかわかりません。

何か始める時のブレーキがあるなら、このお話を思い出して、自分の中で一歩踏み出すきっかけとしてください。

他のお話はこちら

それでは!

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