お話と教訓:めんどりと黄金の卵

昔話
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今回のテーマ:めんどりと黄金の卵

昔話、と聞くと子供向けだと思われるかもしれません。しかし、人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回はそんな昔話から、めんどりと黄金の卵をご紹介したいと思います。一緒にお話の内容を考えていきましょう。


このお話の教訓

資産形成をするうえで「タネ銭」に手を付けることは、将来の利益を失ってしまう。

お話の内容

ある貧しい農夫が、飼っていためんどりの巣の中にキラキラと輝く黄金の卵を見つけました。
最初は誰かのいたずらだろうと思いましたが、考え直し、念のために市場まで持っていくことにしました。すると、その卵は純金でした。 農夫はこの幸運が信じられませんでした。

その後なんと、翌日も同じことが起きました。来る日も来る日も農夫は目を覚ますや否や、めんどりの巣に走っていき、新しい黄金の卵を発見しました。やがて、農夫は大金持ちになりました。

しかしながら、めんどりは一日一個しか、金の卵を産みません。農夫は自身の富が膨らむのと同様に、だんだんと欲も膨らんでいきました。すると、黄金の産むめんどりの中には、たくさんの卵があると考え始めます。

さて、この後農夫は一体何をしたでしょうか?

ある日農夫は一日一個の黄金の卵を待ちきれずに、ついにめんどりを殺し、腹の中の黄金を全部一気に手に入れようと決めました。しかし、いざめんどりの腹の中を開けてみると、中は空っぽでした。

農夫は欲をかいた結果、黄金の卵を産み出してくれるめんどりを失い、それ以降手に入れることができるはずだった黄金すらも手に入れることができなくなってしまいましたとさ。

解説

皆さん、いかがだったでしょうか?

このお話は、お金を生んでくれるものそのものに手を付けてしまうと、それ以降で得るはずだった利益をすべて失ってしまう、ということを伝えています。

お金を生むものって何?と思うかもしれませんが、資産運用において、お金を生み出すものはお金です。つまり、自分が稼いだお金をすべて浪費や貯蓄に回すのではなく、タネ銭として用いて、将来の利益のために運用をすることが大事、ということです。お金を使うのは十分にお金が増えた後でならたくさん使うことができます。

例えば、年利7%で毎月5万円を運用できたら、20年後どうなるでしょうか?答えはお金が1400万円増えて、合計で2600万円となります。皆さんの中のめんどりを皆さん自身の手で殺さないように、資産運用をしてお金を増やしていきましょう。

こちらも参照ください。初心者にもとっつきやすい投資信託に関してまとめています。

それでは!

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