お話と教訓:与えられたタラント

昔話
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今回のテーマ:与えられたタラント

昔話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は与えられたタラントというお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

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学べる教訓

・才能は使い、伸ばさなければ意味がない

お話の内容

これから旅に出ようとしている主人は、三人の使用人を呼んでお金を預けました。一人目の使用人には1タラント(お金の単位)、二人目の使用人には2タラント、三人目の使用人には5タラントのお金を与えました。そうして、主人はいつ戻るとも告げず、どこかに旅立っていきました。

やがて、主人が旅から帰ってきました。主人は使用人を呼んでそれぞれの財産を数えました。

さて、それぞれの財産はどうなっていたでしょうか?

一人目の使用人は1タラントを2倍の2タラントに増やしていました。
二人目の使用人も同様に2タラントを倍の4タラントに増やしていました。
三人目の使用人は、受け取った5タラントを増やすことなく、土の中に埋めて保管していました。

この結果を見た主人は、お金を2倍に増やした一人目と二人目の使用人を分け隔てなくほめたたえ、一緒に喜びあいました。

しかし、財産を土の中に保管して、手を付けなかった三人目の使用人に対しては、「怠け者」と言い放ち、外の闇に追い出しました。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は、与えられた財産を増やした使用人は褒められ、何もしなかった使用人は追い出されるお話です。

タラントとは、タレント(=才能)という単語の語源になったお金の単位だそうです。このお話の中でお金を才能だと考えるとどうなるでしょうか。

一人目の使用人は他の二人よりも多くの才能をもっていたにも関わらず、何もせずに現状に甘んじました。一方、他の二人は一人目よりも少ない才能をもっていましたが、努力をすることで伸ばしました。

総量では一人目に及んでいませんが、他の二人は何もしなかった一人目を何れ追い越すことでしょう。

初めからうまくできる人もいれば、できない人もいます。
皆さんも他人よりもすぐにできるようになったこと、もしくは、他人よりも苦痛無くできることがあると思います。それは間違いなく皆さん自身の才能です。三人目の使用人のように何もせずに寝かしておくのではなく、その才能をどんどん伸ばしていってください。

他のお話はこちら

それでは!

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