お話と教訓:目をなくしたカバ

昔話
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今回のテーマ:目をなくしたカバ

昔話には人生の教訓が散りばめられています。今回は目をなくしたカバというお話を紹介します。どんな教訓があるのでしょうか。

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学べる教訓

・ピンチな時こそ冷静に
・人の助言は素直に聞く

お話の内容

ある日、一頭のカバが川を渡っているときに自分の片方の目をなくしてしまいました。カバは必死になって目を探しました。前を見たり、後ろを見たり、右側を見たり、左側を見たり、体の下を見たりしたが、目は見つかりません。

川岸にいる鳥や動物たちは「少し休んだほうがいいよ」と助言した。しかし、永遠に目を失ってしまうのではないかと恐れたカバは、休むことなく、一心不乱に目を探し続けました。

さて、この後カバはどうなってしまうでしょうか?

やはり目は見つからず、とうとうカバは疲れはてて、その場に座りこんでしまいました。

ところが、カバが動きまわるのをやめると、川は静寂をとり戻し、カバがかき回して濁らせていた水は、泥が沈み、底まで透きとおって見えるようになりました。こうして、カバはなくしてしまった自分の目を見つけることができた。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話からはピンチの時こそ冷静に全体を見つめることが必要、ということを伝えています。カバは大事な片目をなくして非常に慌ててしまいますが、慌てれば慌てるほど川が濁り、見つけにくくなってしまっていました。

現実でも慌てていると大事なことを見落としてしまいがちです。慌てているとき、ピンチの時にはこのお話を思い出してみましょう。

もう一つは、人の助言は素直に聞きこう、ということでしょう。はたから見ていた鳥や動物たちには、川が汚れて余計に見つけ難くなっていることが一目瞭然だったため、少し休んだ方が良いと助言をしています。

カバが冷静さを失っていたということはありますが、そういう時こそ他人の意見を取り入れることを意識したいです。他人の方が客観的に自分の状態が分かって、的確な助言をくれるかもしれません。

他のお話はこちら

今回はこんなところで、それでは!

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