お話と教訓:ネズミの相談

昔話
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今回のテーマ

昔話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回はネズミの相談というお話をご紹介したいと思います。一緒に考えていきましょう。

学べる教訓

・行動しなければ意味がない

お話の内容

ある所に、いつもお腹をすかせた恐ろしいネコが一匹いました。
ネズミたちを追いかけまわし、次から次へとネズミたちを食べてしまう為、
ある夜、ネズミたちがネコをどうしたら いいか話し合っていました。

ところが、何時間話し合っても、良い考えが浮かびません。
するとその時、ある一匹の若くて賢いネズミがこう言いました。
「良い考えがある。ネコは静かにやって来る、あのネコが来るのを鈴の音で分かれば、すぐに逃げる事が出来る。そこで、小さな鈴をあのネコの首にリボンでくくり付けたらどうだろう?」

この話を聞いた他のネズミたちは、口々にほめたたえました。
「それは良い考えだ。そうすればネコが来たらリンリンと鈴の音がするのですぐ分かる!さすがに若くて賢いネズミは言うことがちがう!」

ネズミたちは早速鈴とリボンを用意しました。

さて、この後ネズミたちはどうなったでしょうか?

一匹の年寄りのネズミが言いました。
「いったい誰が あの猫の首に この鈴をつけるんだ?」年寄りネズミの一言で、若くて賢いネズミをはじめ、その場に居合わせたネズミ全員が、黙り込んでしまいました。

解説

皆さんいかがだったでしょうか?

このお話は良い考えを思いついたネズミがいたが、それを実行するネズミがいなかったというお話です。このお話は行動する大切さを教えてくれます。

インターネットが普及した現代、検索したら何でもそれなりの解決方法などがすぐに得られるようになっています。しかしながら、どれだけ知識を得ても、素晴らしいアイデアを思い付いたとしても、それを実行しなければ、このネズミ達のように現状を変えることはできないのでしょう。

何かを変えようとするときには何らかのリスクは出てくるものですが、このお話のネズミのように食べられてしまうような場合はほとんどありませんので、アイデアが出ててきた場合は失敗を恐れずに、行動することを心掛けていきたいですね。

その他のお話はこちら

それでは!

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