今回のテーマ:出土した5枚の粘土板
名著、バビロンの大富豪を購入しました。
今回はその中で、出土した5枚の粘土板、に関して共有していきたいと思います。
この石板には借金をしていた男が、財産を溜めながら返済していく様子が記録されています。
どういう風に返済をしていったのか、遥か昔のお話ではありますが、現代でも通用するところもあると思います。
借金で困っている人、将来の知識をつけたい方は一読してみてはいかがでしょうか。
5つの石板
・第一の粘土板
・第二の粘土板
・第三の粘土板
・第四の粘土板
・第五の粘土板
一枚ずつ見ていきたいと思います。
第五の粘土板
まだの方はこれまでの内容を読んでみてください。
ダバシアさんは贅沢のために借金をして奴隷の身にまで落ちてしまいます。
1~3枚目の粘土板にはダバシアさんの現状と決意が込められていました。
4枚目には苦労しながらも借金を返していく様子が刻まれていました。
最後、5枚目の石板です。
その後何度も月が満ちたが、この前粘土板に刻んだのはずいぶん前のことだと記憶している。しかし、今日は忘れずに記録をつけることにする。今日この日、私は最後の借金を返済したからだ。我が愛する妻と感極まった私は、自分たちで決めた目標を達成したことを祝ってご馳走を食べた。
ついに借金地獄から抜け出したようです。奥さんもホッとしたことと思います。
債権者たちを訪ねることは今日で最後になるが、今日体験した様々なことは生涯忘れないだろう。アーマーは最初に薄情な言葉を投げつけたことの許しを乞い、これからも最高の友人でいてくれ、と懇願してきた。アルカハドの言葉からも彼がそれほど悪い人間ではないことが分かった。「以前のお前は、相手に好きなように形を変えられてしまう柔らかい粘土だった。今のお前は厳しい要求にも耐えられる一個の青銅になったな。銀貨でも、金貨でも、必要とあれば何時でも私を頼ってくれていいぞ」
壊れてしまった友情も修復が始まり、あれだけ文句を言っていたアルカハドもすっかり信用していますね。
私の成功は全てメイソンの授けてくれた知恵のおかげだ。あの知恵のおかげで私は借金をすべて返済でき、しかもなお財布の中に金貨や銀貨を溜めることができたのだ。
成功したいと望むものに誰でもこの知恵の実践を進めたい。元奴隷が借金を返済したうえ、自分の財産を築くことができたとあれば、どんな人間でもあの知恵によってうまくいくはずだ。
私はここで終わりにするつもりはない。この方法を続けるならば、いつか必ず資産家のなかまいりができると信じているからだ。
以上で5つの粘土板のお話は終了です。ご自分で刻んではいますが、ダバジアさんは最初贅沢品を購入するために、借金地獄に落ちています。どうしようもない人だと感じましたが、踏みとどまり、最後には金貨を溜め、借金を返済しています。社会では踏みとどまらないとどこまでも流れていきますが、どこかで踏みとどまることができれば生まれ変わることができるのかもしれません。
現代の多くの場合、利子を含めて返済しないと元金が減らないので、ダバジアさんの行ったような20%でうまくいくかどうかはどうしても収入次第になってしまいます。その場合はしっかりとお金を借りているところに相談をしましょう!
それでは!
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