お話と教訓:一休和尚の遺言

昔話
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今回のテーマ:一休和尚の遺言

お話には人生の教訓、生きるためのヒントが散りばめられています。今回は一休和尚の遺言というお話をご紹介したいと思います。一緒に内容を考えてみましょう。

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学べる教訓

・真摯に取り組めば、悪いようには転がらない。

お話の内容

一休和尚が臨終のときこう遺言を述べ、一つの箱を弟子に手渡しました。
「仏教が滅びるか、大徳寺が潰れるかというような一大事が生じたら、この箱を開けなさい」

それから長い歳月が経過し、大徳寺の存続に関わる重大なことがおきました。
にっちもさっちもいかなくなったとき、和尚の遺言を思い出し、寺僧全員が集まって厳かに箱を開けることにしました。

さて、何と書かれていたでしょうか?

中に入っていたのは一枚の紙でした。
そこには、こう一文が書かれていました。

「なるようになる。心配するな」

解説

皆さんいかがだったでしょうか。

「なるようになる」、という部分から投げやりなことを言っているようにも思えます。

しかし、後半の「心配するな」、という部分が「お前たちがしっかりと取り組めば、悪いようには転がらない。焦らずしっかりとやれることをやりなさい」という和尚から弟子たちへの確かな信頼を感じ取れます。

何かを成功させる、成し遂げる過程では、様々な選択肢が出てくると思います。
しかし、その選択肢というのは結果に関してはあまり重要ではないのかもしれません。

大切なのは、どういう思いで行動するか、どういう方向で行動するかという点で、それさえ間違わなければ、一つや二つ選択肢を間違えても別の機会でそれを挽回できるチャンスも巡ってくるでしょう。つまり、行動の方向性さえ間違わなければ、結果は決まっているおり、なるようになるということです。

私も仕事などで、時々このお話を思い出して仕事をしていきたいとおもいます。

他のお話はこちら

それでは!

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